顎関節症 歯医者

保険外診療を積極的に薦めてくる歯科医の存在

 

顎関節症の患者さんが、治療を目的として歯科医を訪れたとします。この時、医療保険が適用される範囲内での顎関節症を治療には、次のようなものがあります。

 

  • 歯を削って噛み合わせを調整する「咬合調整(こうごうちょうせい)」
  • 疲労した筋肉を休めるためのスプリント(マウスピース)治療
  • 痛みを抑えるための鎮痛薬

 

しかしながら、これらの保険適用の治療法は、なかなか効果が上がりづらいのも事実です。また、人によっては逆に症状を悪化させてしまうこともありえます。

 

ところが、このことををある意味で逆手に取る歯科医の方々がいらっしゃいます。彼らは、保険適用の治療では十分な効果が得られないと主張し、次のような高額な保険外診療、私費治療を勧めてきます。

 

  • 高額なマウスピース
  • 高額な補綴治療(ほてつちりょう)
  • 私費での歯列矯正

 

たとえ高額な治療であったとしても、その治療で間違いなく顎関節症が良くなるのなら、それはそれで良い医療と言えるのかもしれません。しかしこのサイトの多くのページで述べているように、顎関節症の原因というのは一人で複数持っているのが普通であり、その中で最も大きな原因を改善しなければ顎関節症は治療されません。

 

その「最も大きな原因」というのは個人により異なるものです。特に、それがかみあわせの悪さである、とは必ずしも言い切れないのです。

 

ではどうすればいいのか

 

歯科医のの言うことは絶対に正しいとは限りません。したがって、アドバイスが信頼できる歯科医を選ばなければなりません。歯科医のアドバイスに疑問を持ったときには複数の歯科医に症状を見てもらい、比較してみるのがいいかもしれません。

 

また、お金をかけずに自分でできるセルフケアもあるので、まずはそちらを試してみるのも良いと思われます。ほとんどの人の症状はこのセルフケアで改善するはずです。
さらに楽な方法としては、顎関節症の症状は放っておくと良くなることも多いので、1週間ほど様子を見るのも良い選択であると言えます。

 

スポンサードリンク

data-ad-client="ca-pub-6750067397885350"
data-ad-slot="7290929227">