顎関節症 手術 歯列矯正

その高額な治療は、ほんとうに必要なのでしょうか?

 

顎関節症という病気は、ほとんどの人にとって全く心配の必要がない病気です。

 

例えばこちらのページでも述べているように、顎関節症は放っておくだけでも治ってしまうことさえある病気です。

 

放置しても治らない場合には、セルフケアという治療法もあります。セルフケアは自分だけでできるとても手軽な治療法ですが、これだけでもほとんどの人の症状が改善します。

 

その一方で、高額な治療費が必要なかみ合わせ治療や、矯正治療はもとに戻すことができない「非可逆的治療」になります。しかも悪いことに、これらの高額な治療を受けたからといって、症状が必ず良くなるとは限りません。下手をすると、何百万という治療費をつぎ込んだにも関わらず、何の治療効果も得られなかった、という結果に終わってしまうかもしれません。いきなり高額な治療から始める、というのはとてもリスキーな治療法なのです。

 

そこで、顎関節症の治療を行うときには、できるだけリスクのないところから始めるのがより確実かつ安全です。

 

そのようなリスクのない軽い治療でも、実際にはほぼすべての患者さんの症状が改善しますので安心してください。顎関節症の根治のために高額な治療を行わなければならない、というのはほとんどどの人には当てはまらないことです。もし、顎関節症を診てもらった歯科医からそのようなことを言われた場合には、その治療が本当に必要な物なのかどうか、別の信頼できる歯科医聞いてみるのがいいかもしれません。

 

痛みがあるときに噛みあわせ治療は行うべきではない

 

顎関節症で痛みがあるということは、痛みがある方の筋肉が少し緊張していることを意味します。
そうすると、普段の状態からかみ合わせが微妙に変化します。

 

もしそのような状態でかみ合わせ治療を行ってしまえば、痛みが引いたあとで噛む位置が変わってしまい、うまく噛めなくなる危険性があります。
そのような理由から、痛みなどの顎関節症の症状がある最中に、かみ合わせ治療を行うべきではありません。

 

全く同じことが、歯列矯正治療についても言えます。かみ合わせ治療や歯列矯正治療は、顎関節症を治療した後に行うべきです。そしてほとんどの人にとって顎関節症は簡単なトレーニングだけで治るものであり、高額な治療、大掛かりな治療はほとんど必要ありません。

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