顎関節症を自分で治す!
顎関節症の症状が出た時、安静にしていたほうが良いのでしょうか?

顎関節症は治療の必要がないことも多い


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このように書くと、いぶかしがる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、顎関節症の症状というのは放置しておいても、時間が経つに連れて軽くなっていく事が多いことが知られています。

なぜ、顎関節症では放置するだけで良くなっていくということが起こるのでしょうか?
その理由は次のように考えられています。顎関節症には様々な原因があります。
それらの原因の中で、自分でコントロールできる部分の割合が大きい、ということです。

顎関節症は、様々な原因が幾重にも重なりあって生じる病気です。
それらの原因の中には、上下の歯の接触やストレス要因など、私達自身で改善できる要因がいくつもあります。

ということはつまり、顎関節症を予防する生活のしかたを自然に身に付けることができる、ということです。
年齢を重ねるにつけ、「こうすれば症状が改善する」とか「これは止めた方がいい」などということを、体が勝手に覚えていく、ということも十分にありえます。

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一方で、なかなか症状が消えない患者さんもいる


しかしその一方で、なかなか症状が改善しない患者さんもいらっしゃいます。一体何が原因なのでしょうか。
次のようなケース(Aさん、Bさんの二人)を考えてみます。

Aさんは顎関節症の症状を引き起こしてしまいましたが、この人の場合にはストレスが顎関節症の最も大きな原因だったとします。ところが抱えている仕事が一段落してストレスから開放されると、顎関節症の症状は次第に見られなくなるだろう、と考えられます。顎関節症の症状が時間経過で消えてしまうのは、このような場合です。

その一方でBさんは、睡眠中の歯ぎしりが最大の比重を占めていたとする。しかし睡眠中の歯ぎしりを意識的に抑えることは難しいですし、また現在の歯科医学でも抑えることは難しいので、Bさんの顎関節症は放置しても改善する可能性は低い、と言えます。

症状が出ても、少し放置して様子を見るのは良い選択


顎関節症の主原因は人により異なりますが、放置してそれで症状が改善するのならそれに越したことはありません。そこでまずは1週間ほど様子を見て、それでも症状が改善しないとか、あるいは痛みが我慢できないといった時に、歯科医に診てもらうのが良いでしょう。



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