顎関節症を自分で治す!
噛み合わせを良くするために歯を削る治療のことを「咬合調整」と言います。

顎関節症と咬合調整

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歯を削り噛み合わせを調整する治療は、「咬合調整」と呼ばれています。
保険で認められている顎関節症治療の一つです。

噛み合わせが悪いと顎の関節や筋肉に負担を与えるのは事実なので、顎関節症のリスク要因になります。そこで、歯を削ることで顎に負担のかからない噛み合わせに調整しましょう、というのが基本的な考え方です。

削った歯は、元に戻すことができない


「歯を削り噛み合わせを調整して、顎関節症を治す」

という考え方は、直感的にわかりやすいのは確かです。
しかし、顎の痛みを消すためとは言え、虫歯でもない健康な歯を削る、という治療は本当に適切なのでしょうか?

健康な歯を削ってしまうと、その部分は二度と元に戻ることはありません。
それだけではなく、削った部分が知覚過敏を起こしてしまうかもしれません。

(もちろん、自分の歯以外を削るのならば、もとに戻すことは可能です。例えば、金属のかぶせもの、ブリッジ、差し歯などが該当します。)

効果のほどに疑問の声も・・・


それに加えて、この咬合調整という治療法は、顎関節症に本当に効果があるのかどうか、最近では疑問視されているという話も聞きます。

顎関節症を治そうと思って健康な歯を削ったら、顎の痛みは取れないのに歯の痛みが増えてしまった・・・

などということもありえますので、歯を削ることについては慎重になったほうが良いと思われます。

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顎関節症は軽い治療から始めるのが原則


顎関節症は、いくつもの原因が重なりあって生じている病気です。
その中には噛み合わせの問題だけではなく、ストレスの存在や、歯の食いしばりなどもあります。

顎関節症治療でほんとうに難しいのは、患者さんにとって何が一番の原因になっているのか、事前に調べる方法がない、ということでしょう。

ですから、顎関節症の治療を行うときには、出来る限りノーリスクで、あとでもとに戻すことのできる治療から始めるのが原則です。

顎関節症治療の進め方についてはリンク先のページをご覧ください。



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