顎関節症を自分で治す!
「顎関節症の症状が、このまま悪化したらどうなるんだろう?」このように不安に思ったことはありませんか?

顎関節症は放置すると悪化するのか?

このエントリーをはてなブックマークに追加
顎の関節に痛みを感じたり、突然口が開かなくなったりということが起こると、

 

もしかして顎関節症になっちゃった!?

このまま放置すると顎関節症が悪化して、いろいろな病気につながっちゃうかも・・・
早く対処しなきゃ!


などということを思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、そのような心配は必要ありません。顎関節症は、ほとんどの場合放置しても、どんどん悪化するということはない病気です。

専門的には、このような病気は「自己限定性疾患」と呼ばれます。顎関節症の症状は、これといって治療を受けなくても少しずつ良くなっていくことが多く、また、手術のような外科的な処置も、必要となるケースはめったにない、ということが明らかになっています。

ごくわずかな割合で、若干の悪化が生じることもある


ただし、例外もあります。顎関節症を放置すると、ごくわずかな割合ではありますが、症状が悪化してしまう可能性もあります。

その一つとして挙げられるのが、関節円板に障害があるときの

Ⅲa型顎関節症 ⇒ Ⅲb型顎関節症

への移行です。
(関節円板やⅢ型顎関節症については、こちらのページで詳しく説明しています。)
このような移行は、全体の5%程度で生じると言われています。

もう一つ挙げられるのが、顎の関節への負担を長年放置し続けた場合での、Ⅳ型顎関節症への移行になります。
Ⅳ型の顎関節症とは、顎の骨が変形してしまうタイプの顎関節症です。変形性顎関節症、とも呼ばれます。

[スポンサードリンク]

余計な心配は不要


しかしながら、どちらの場合でも心配する必要はありません。

まず、Ⅲb型顎関節症の場合には、「徒手的円盤整位術」と呼ばれる治療法を、顎関節症専門の歯科医で受けることが可能です。
(しかも、保険適用範囲なのでお金の心配も必要ありません!)

次にⅣ型顎関節症の場合ですが、このⅣ型の顎関節症の症状を訴えて来院される患者さんの割合は、顎関節症の患者さん全体のわずか1%にすぎません。
また、仮にⅣ型の顎関節症を患ってしまったとしても、適切な処置により痛みや機能障害を消失させることは可能です。

ですから、顎関節症の症状が出たからと言って、すぐに歯科医にかからなければ取り返しの付かないことになる、などということは決してありません。
1週間ほど様子を見てみましょう。その間に症状が消えてしまうことはよくあります。1週間たっても症状が良くならない時には、信頼できる医師を受信しましょう。



このページの先頭へ