顎関節症を自分で治す!
「食いしばりの癖があると顎に負担がかかる」ということはよく聞きます。しかしこの癖は治療するべきなのでしょうか?もしそうならどうやって治療を?

食いしばりは危険な症状を伴うことも!


食いしばりは顎関節症を引き起こしてしまう大きな原因の一つです。
この食いしばりのために、顎の関節の痛み、頭痛、肩や首のこりなどの症状が出るだけで済んでいる場合はまだいいのですが、場合によっては危険な症状につながってしまうことも有り得ます。

それは例えば、次のような場合です。

食いしばりで上下の歯を噛みしめることは、歯や歯茎、さらには顎にまで大きな負担をかけます。
その結果、歯が痛くなったり、しみたり、歯茎が痩せたりする他、歯が割れてしまうこともあります。
歯が割れると割れ目に細菌が侵入して、歯の神経が死んだり、歯茎が腫れたりすることがあります。

食いしばりによる危険な症状は、ある時いきなり起こることがあります。
なので、単なる癖だと思わずに、可能ならば早めに治療した方が良いでしょう。
転ばぬ先の杖、です。

[スポンサードリンク]

意識的に食いしばりを止めること


食いしばりを自分で治療するためには、まずは食いしばりの原因を減らすことです。
食いしばりの大きな原因には、ストレスがあります。

仕事や家庭での日常的なストレス以外に、転勤や転職、異動、引っ越し、近親者の不幸などの環境変化によるストレスも食いしばりを起こしやすいです。
避けられないストレスは多いものの、ストレスを発散できる活動を見付けることも、食いしばりの良い治療になります。


そして、食いしばりの原因を減らしたら、意識的に食いしばりを止めることも大切です。
「食いしばりに気付いたら、その都度止める。」のも1つの方法ですが、食いしばりは無意識のうちにしていることも多いものです。
食いしばりをしそうな活動中に、集中力の妨げにならない程度に意識を向けてみるのも良いでしょう。

起きている時間帯に常に意識するようにすれば、寝ていて意識が向けにくい時でも、食いしばりがだんだんと減っていくはずです。


どうしても無理な場合は専門医に相談を


とは言え、やはり食いしばりは癖であり、自分で意識的に直すのは難しいという方もいらっしゃるでしょう。そのために実際に顎に痛みが出ている、という方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、遠慮せずに顎関節症専門の歯科医に相談しましょう。
例えば、食いしばりを防ぐためのマウスピースを処方してくれるかもしれません。

参考:歯の食いしばりとマウスピース

食いしばりを治すための良いアドバイスを、きっとしてくれることと思いますよ。




このページの先頭へ