顎関節症を自分で治す!
口が開かない場合、関節円板障害の可能性が高いです。
専門医による治療法を、以下にご紹介します。

顎が痛くて口が開かない場合

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口が物理的に開かない症状が出ている場合は、Ⅲb型の顎関節症(関節円板障害)である可能性が高いです。

関節円板の障害による顎関節症についてはこちら↓

顎関節症 関節円板

で詳しくお話していますが、ごく簡単に述べると、上顎と下顎の回転の軸受けとなっている関節円板という組織が、普通の状態よりも前方に出てしまうことによっておこる顎関節症のタイプになります。

クリック音の有無がポイント


少し過去のことを思い出して頂きたいのですが、あくびの時など口を大きく開けた時に、

「パキッ」 「コキコキ」

などというような音が聞こえた憶えはありませんでしょうか?このような「関節雑音」の存在が、関節円板障害による顎関節症の最大の特徴です。

関節雑音が聞こえるだけの顎関節症は専門的には 「Ⅲa型」と分類されますが、この症状が悪化すると物理的に口を開けることが難しい、という症状が表れてきます。この状態が、ここでお話している Ⅲb型の顎関節症になります。
(Ⅲa型の症状を持つ患者さんの5%ほどが、IIIb型の症状に移行すると考えられています。)

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Ⅲb型の顎関節症を治療するには?


「徒手的円盤整位術」という治療を行います。とても難しい名前の治療法になりますが、ごく大雑把に述べると、下顎を動かすことで関節円板の位置を通常の場所に戻す、という治療になります。

保険適用の範囲の治療ではありますが、とても専門的な治療のために、残念ながら全ての歯科医で受けられる治療ではありません。

徒手的円盤整位術の治療を受けるためには、顎関節症の専門の歯科医を受診しましょう。



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