口を開けると顎が鳴るのは、関節円盤の引っ掛かりが原因
「口を開けると顎が鳴る」と言えば、顎関節症の可能性の感じられる症状です。「ゴリゴリ」とか「カクカク」など、人によって音の感じ方は様々です。
口を開けた時に顎が鳴る人もいれば、口を閉じた時に若干音を感じる人もいます。
何故、このような音が聞こえるのでしょうか?
その理由は「関節円板」にあります。顎にはクッションのような役割を果たす「関節円盤」があって、その上に顎の関節が乗っています。
だからこそ、本来であれば引っ掛かることなく、滑らかに口の開け閉めや噛むなどの動きができるのです。
ただ、関節円盤と関節の穴とがずれると、口を開け閉めするたびにずれたり戻ったりを繰り返して音を発します。
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若いうちの方が簡単に治療しやすい
口を開けると顎が鳴るのが気になりつつも、特に生活に支障の出るほどの症状が他になければ放置する人も多いでしょう。確かに、いつの間にか音が気にならなくなって、症状が完治してしまう人もいます。
でも、顎関節症の原因は、歯の噛み合わせ、日常的な癖や習慣などにあります。
歯の噛み合わせは治療しなければ治らないですし、日常的な癖や習慣は意識しなければ治りません。
しかも、噛むことは毎日のことで、1日1日関節がどんどん壊れる方向に進んでいることも十分に考えられます。
顎関節症を発症した人の30%近くが、症状を悪化させてしまうのも事実です。
なので、顎関節症を完治するとともに再発を予防したいのであれば、早めに医者にかかった方が良いです。
若いうちであれば、簡単に治療できることが多いようです。