顎関節症を自分で治す!
痛みが出る場所を正確に知ることは、顎関節症の診断のために大切です。

顎関節症で痛みが出る場所とは

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顎関節症の症状として痛みが現れる場合、どのような場所に痛みが出てくるのでしょうか?
このことを知っておくことは、自分の痛みが顎関節症なのかどうか判断するために大切です。

顎関節症の痛みは「機能時痛」です。機能時痛とは、簡単に言えば動かした時だけ痛みが生じる、という意味です。
下顎を動かした時や触った時などに、次に挙げるような場所に痛みを感じるならば、顎関節症の可能性があります。

筋肉に痛みを感じる場合


  • 咬筋
  • 側頭筋
  • 内側翼突筋、外側翼突筋
  • 胸鎖乳突筋
など

特に上の3項目は、「咀嚼筋」と呼ばれる筋肉です。
この中では咬筋に痛みを感じる割合が最も多く、次に側頭筋の痛みが多いと言われています。

筋肉疲労による痛みは、Ⅰ型の顎関節症に分類されます。
これらの筋肉が疲労してしまう理由はいくつかありますが、例えば仕事上のストレスが原因で歯の食いしばりをしていたり、あるいは関節の不調から始まる顎関節症で、痛みを避けるために不自然な顎の動かし方を続けた場合などが挙げられます。。

いずれにせよ、筋肉の疲労による痛みは治りやすく、問題さえ取り除けば数週間で消えてしまいますので心配はいりません。
Ⅰ型顎関節症については、リンク先で詳しく説明しています。

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関節に痛みを感じる場合


筋肉に痛みを感じる場合と異なり、この場合は基本的に顎の関節にしか痛みを感じません。
(専門用語では「下顎頭」と「下顎窩」の接合部に痛みを感じます。)

だいたいの場所としては耳のほんの少し前方の部分です。
口を開けようとすると少しくぼみができ、隆起が前方に移動する場所として判断できます。

この部分に痛みを感じる場合は、関節包や靭帯に傷が付いているⅡ型の顎関節症であるかもしれません。
あるいは、口を大きく開けようとすると痛みが出る場合には、関節円板に障害があるⅢb型の顎関節症の可能性もあります。



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