顎関節症を自分で治す!
顎関節症の改善や予防のために、まずは歯の食いしばりを治すところから始めましょう。
その方法は簡単です。

歯の食いしばりを治し、顎関節症の原因のTCHを防ぐ

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顎関節症、と一口にと言っても様々なタイプがあります。

専門医による診断と治療がほんとうに必要なのはⅢb型(関節円板の障害)Ⅳ型(骨の変形障害)のみで、それに当てはまらないような99%の患者さんの症状は、自宅で行うトレーニング療法で改善します。しかも、誰にでも簡単にできるトレーニングです。

しかも効果な器具なども一切買う必要がないので、完全に無料です!

もし、痛みなどの顎関節症の症状が現れた場合には、このページのセルフケアを第一に試してみることをおすすめします。それでも症状が改善しない場合には、信頼できる歯科医に診てもらいましょう。

セルフケアの内容ですが、大きく分けて3種類になります。

歯の食いしばりや、上下の歯の接触癖(TCH)を治す訓練
硬くなってしまった筋肉を引き伸ばして柔軟にするストレッチ
弱ってしまった筋肉を鍛えるトレーニング

このうち1.についてはこのページの直後で説明しています。
ストレッチと筋力トレーニングについては、このページ下部の「記事一覧」からジャンプしてください。

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歯の食いしばりの治し方について

こちらのページでも説明しているように、ストレスが掛かった時などに上下の歯を接触させたり、あるいは歯を食いしばったりしてしまう癖を持つ人はとても多いです。これは専門家の間でTCHと呼ばれていて、顎関節症を引き起こす原因のうち最も大きい、と考えられています。
そこで第一のセルフケアとしては、この癖を改めることから始めます。

そのためには、自分が無意識のうちに歯を接触させている、という自覚が必要ですが、なにしろ無意識のうちの行ってしまう行動なので、普段通り過ごしているだけでこの癖を自覚する、というのはなかなか難しいことです。
そこで、威力を発揮するのは「貼り紙」です!普段生活している部屋のいろいろな場所に、
  • 「歯を食いしばっていませんか?」
  • 「口元をリラックスさせて歯を話離す」
  • 「顎から力を抜いて」
というようなセリフを書いた貼り紙をします。こうすることで、実際に自分がTCHの癖を持っているかどうかを自覚することができ、この癖を軽くするか、あるいは消すことができるようになるはずです。

「貼り紙なんて馬鹿らしい」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、顎関節症の最大の原因そのものが、たかが「歯の接触」というどこにでもありそうな癖であるということを憶えておいていただきたいのです。この癖をなくするだけで顎関節症の発症をかなり抑えられるのですから、心配するような病気ではないということです。



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